発達障害の子の「能力を伸ばす親」たちがやっている「魔法の言葉かけ」

毎日の「言葉かけ」で大切なこととは
shizu 平岩幹男 プロフィール

子どもの言葉を引き出す方法

親は、子どもが望んでいることや言いたいことを察し、先回りして要求に応じてしまいがちです。「この子は言葉を理解できないのだから」と思えば、なおのことかもしれません。

この「親切な」先回りは、じつは言葉や思考力を伸ばす上ではマイナスになってしまうことがあります。

逆に「自分で言葉を発して意思表示しなければ何も伝わらない」と子どもに思わせるように、気のきかない親のふりをすることも場合によっては必要なのです。

「ちょうだい」「取って」などの要求言語をマンドと言い、これは自分の要求を伝えるための重要な言葉です。

子どものマンドを引き出すための言葉かけは、子どもが何かを欲しがっているときに「気のきかない親」になって行うのがおすすめです。

たとえば、子どものお気に入りのおもちゃを、わざと手の届かないところに置いてみてください。

子どもがそれを取って欲しそうにしたら、「どうしたの?」「ん?」などと首をかしげながら、おもちゃを指さします。次に「取って」という言葉を先に親がつぶやき、子どもに「取って」と言わせます。

ABAでは親が子どもの行動を手助けすることをプロンプトと言います。中でも親が子どもの言うべき言葉やヒントをつぶやき、それに続けて子どもの言葉を引き出す方法が「つぶやきプロンプト」(以下「プロンプト」と略す)です。

 

プロンプトしなくても「取って」が言える子どもには、「取ってほしいときは、なんて言うんだっけ?」と、取るジェスチャーをしながら問いかけます。「取って」が言えたらおもちゃを渡しましょう。

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