アパレル異変、いよいよ「ユニクロ」がH&Mを抜いて「世界2位」へ…!

最新データから徹底予測
小島 健輔 プロフィール

展開地域に加えて決算期の違いもダメージの大きさを左右する。

ファーストリテイリングが8月、H&Mは11月、インディテックスは1月と異なり、各地域のコロナ休業の時期と決算期間の重なり方でダメージが大きく違ってくる。

ファーストリテイリングが上期(19年9月〜20年2月)の売上を前年同期と同額の1兆2085億円、営業利益を11.3%増の1367億円で折り返し、8月までの通期で売上を8.8%減の2兆0900億円、営業利益を43.7%減の1450億円と、下期も赤字にはならないと読み切っているのに対し、インディテックスは2~4月期で4億900万EUR、H&Mも3~5月期で49億9100万SEKの純損失を計上、どちらも通期の業績見通しを発表できないでいる。おそらく、ファーストリテイリングのような軽傷では済まないだろう。

コロナショックの直撃を受けたZARA photo/gettyimages
 

ECで「ダメージをカバー」できる…のか?

コロナ休業ではECが救世主となったが、店舗売上の減少が大きいと埋め切れるものではない。

インディテックスのECは2〜4月期に50%も伸びて全社売上の38%に迫ったが、60%も減少した店舗売上を埋め切れず全社売上は44.3%減少した。H&Mは3月1日〜5月6日に46エリアで稼働したECの伸びが32%にとどまり、全社売上は57%も減少した。

インディテックスのECは前期で22.9%伸びて全社売上の13.9%(39.2億ユーロ/約4730億円)、H&MのECも前期で23.3%伸びて全社売上の15.9%(370億SEK /4255億円)に達していたが、ファーストリテイリングのECは年率31%伸びても前期で2583億円(EC比率11.2%)、国内ユニクロのECは前期で832億円(同9.5%)、今上期でも525億円(11.3%)と、両社に比べれば出遅れている。

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