アフター・コロナ時代はユニクロに追い風となる photo/gettyimages

アパレル異変、いよいよ「ユニクロ」がH&Mを抜いて「世界2位」へ…!

最新データから徹底予測

コロナパンデミックによる長期休業や客数減でアパレル業界がダメージを受けたのは時期こそ前後しても欧米や中国も我が国と同様で、グローバルSPA各社も少なからぬ打撃を受けた。

とはいえ、地域による休業時期のズレや決算時期、経営状態で傷の深さには「大きな差」があり、今期決算では売上順位が変動しそうだ。欧米のアパレル業界にも詳しい小島ファッションマーケティング代表の小島健輔氏が、各社の発表数値や販売統計から今期決算の売上と順位を推計。すると、アパレル業界を震撼させる逆転劇が間もなく起きることが浮かび上がってきた――。

ユニクロの「進撃ぶり」が凄まじい
 

ZARA、H&M、ユニクロ…コロナ影響の「大きな差」

グローバルSPAの首位企業インディテックス(主力業態は「ZARA」)の20年2〜4月期売上はコロナ危機で前年同期から44.3%も減少したが、同二位のH&Mは3〜5月で50%減少と、さらにダメージが大きかった。

もっとも傷が浅かったのがファーストリテイリングで、3〜8月の売上を前年同期比13.8%減と見込んでいる。

最も傷が浅かった photo/gettyimages

ファーストリテイリングの傷が浅かったのは、売上の22.3%を占める中国を中心としたグレーターチャイナ圏が4月から回復に転じ、同38.8%を占める日本も5月から回復に向かう一方、回復が遅れる欧米圏の売上が9.7%と限られたことが幸いした。

逆にインディテックスは77.5%、H&Mは82.6%(一部アフリカ圏を含む)と売上が欧米圏に偏っており、その分、ダメージが大きく回復も遅れてしまう。