生きづらさとどう向き合うか

「俺ッ 頭ン中 男なんだ」

今年1月よりヤングマガジン(講談社)にて連載をスタートした『ボーイズ・ラン・ザ・ライオット』が注目を集めている。トランスジェンダーの高校生を取りまく青春譚である本作。7月6日には、作者の学慶人にとって初コミックスとなる単行本第1巻が発売される。

「身体は女性、頭の中は男性」の高校生・凌。性の不一致にも、それを受け入れられない 自分にも苦しむ彼の人生は、一人のクラスメイトとの出会いで大きく動き出す――。

単行本発売を記念して第1話・2話を無料公開します。是非お楽しみください!

【あらすじ】

身体は女、心は男。自分の性別に悩む高校生の凌。2年生になり、スカートを強制されることに嫌気がさしていた頃、彼のクラスに派手な恰好をした留年生・迅が現れる。ヒゲを生やし、ピアスを空け、長い髪を一つに纏め、自由奔放に生きる姿は自分とは真逆そのもの。翌日、凌のもとにやってきた迅はこう言うのだった。「俺と一緒にブランドやんねェ!?」名もなき少年たちによる、革命を起こす服づくりが始まる!!

【担当編集者のコメント】

「制服が嫌いだ」――作中で、女子の制服を着ることに苦しんできた性同一性障害の凌はそう語ります。女子はスカートを履かなければならないという“常識”は、一体いつからあるのでしょうか?

しかし、ハデな格好をした留年生・迅との出会いによって、彼は本当の自分を主張できるのもまた服であることを知ります。不器用な彼らが、ファッションを武器に世間の常識を覆していく様には爽快感を感じずにいられません。

この作品はLGBTの当事者だけに向けられた作品ではなく、世の中にたくさんいる「生きづらい人たち」に対して描かれたものです。少しでも世の中に窮屈さを感じている人にこそ、彼らの生き様を見てほしいと思います。

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学 慶人(がく・けいと)
第77回ちばてつや賞ヤング部門にて優秀新人賞を受賞。本作が連載デビュー作となる。自身も身体は女性として生まれたが、心は男性のトランスジェンダーである。