写真/岡田康且

ハチミツ二郎がIT企業の正社員に…?「コロナ時代の芸人の生き方」

サラリーマンになろうと思った理由

きっかけはクラウドファンディング

ハチミツ二郎がサラリーマンになってみようかと思ったのは、昨年末のことだった。

二〇一九年九月、コンビニエンスストアから “成人向け雑誌” がなくなったことを憂いて、『エロ本』(東京キララ社)制作プロジェクトを立ち上げた。製作資金はクラウドファンディングで募った。最も高額である二十万円支援のリターンは、雑誌の中で二郎と対談する権利だった。

二郎は対談の中で、自分たちでリターンの権利を作っておきながら、本当に応募してくる人間がいるとは思っていなかったと明かしている。

〈「おい、入れた奴いるぞ」って。万歳と同時に「本気で入れてんのかよ」みたいな〉

写真/岡田康且
 

相手はIT会社の社長だった。

「二十万円払ってもらったし、対談するだけじゃ悪い。(仕事場が)神田だっていうんで、家も近いし、一回飲みましょうか、みたいな感じになったんです」

全く知らない人ですよ、と笑った。