SNS生まれ「エモ文学」が女子大生を虜にしている驚きのワケ

本が売れない時代の「新しい本の形」

「エモいつぶやき」が続々書籍化

TwitterやInstagram上で恋愛などに関するエモいつぶやきが次々に書籍化され、「紙の本が売れない」と言われる時代に、コンスタントにヒットが生まれている。

たとえばニャンの『好きな人を忘れる方法があるなら教えてくれよ』は8万部超、メンヘラ大学生の『好きな人のよさをわかってるのは永遠に自分だけでいい』『会えない時間が愛を育むなんてウソだよいつもいつでも会いたいに決まってる』は併せて5万部超。

 

こうした流れを代表するレーベルが、2018年にスタートし、現在までに25点を刊行しているKADOKAWAの「@night」だ。創刊以来、重版率はなんと100%。女性向け実用系書籍としては異例の売れ行きを見せている。

@nightの本には、たとえばこんなつぶやきが収録されている。

蛾は蝶になれないけれど、
セフレは彼女になれるかもしれないと信じて、
今日も懸命に生きよう。
(りおめこ『私の恋人にならなくていいから、誰のものにもならないで』より)
SNSをやっている男は生理的に受け付けない。
だってもし、恋人がInstagramのストーリーで背景真っ黒にして「もう疲れた」とか書いてたらキモすぎん? 絶対キモい。めちゃくちゃキモい。デートしてバイバイした後すぐに「今日は幸せだった」とかいちいち投稿されるの? それで喧嘩したら「信じた俺がバカだった」とか「もういいや」とか書かれたりするの? キモ。
(あたりめ『人生に大きな期待はしないから、 せめて無償で愛されたい』

SNS発「エモ文学」は、なぜ書籍のかたちで10代、20代に支持されているのか? ブームの牽引役となっている、@night編集担当者にその裏側を聞いた。