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「スマホゲー」や「任天堂一強」の時代に、それでも「PS5」に期待する理由

プレステが「最大の武器」を手に入れた

ソニーの新型ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」が公開され、今年の「年末商戦期」の発売予定にかかわらず、大きな話題となっています。

スマートフォン用ゲームが主流となり、任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」がヒットするゲーム業界のなかで、一体なぜ反響を呼んでいるのでしょうか。ゲームの知識がない人にも分かるよう、PS5の位置づけ、同商品の特徴、課題を紹介してみます。

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家庭用ゲーム機が厳しいこの時代に…

PS5は、2013年に発売された「PS4」の後継機という位置づけです。ゲーム機は、6〜7年周期で新型機が発表され、性能がアップしていきます。

その前に、基礎知識としてぜひ知っていただきたいこととして、世界のゲームコンテンツ市場規模(ゲーム機は除く)は約16兆円です。メインはスマホゲームなどのモバイルで、スイッチやPS4は傍流になります。

その差がハッキリ見えるのが、アナログ(パッケージソフト)とデジタル(ダウンロード系)の割合。デジタルが9割以上で、PC用ソフトも含まれるものの「パッケージ」で売れるのは、ほぼ家庭用ゲーム機用ソフトです。そして、「ダウンロード」の比率は年々高まっています。

 

企業で見ると、ソニーの2020年3月期(2019年4月〜2020年3月)連結決算で、ゲーム部門の売上高は2兆円弱です。任天堂は1兆300億円強となります。スイッチのヒットを見ていると意外に思うでしょうが、ソニーの方が売上高は上なのですね。

なお両社の数字には、ゲーム機本体の売り上げが入っています。PS5が注目を集めているのは、PS4で達成した2兆円という数字を承継できるか……ということでもあるのです。