運気の悪いスタッフのいるドラマは大ヒットする

――キャストだけでなく、演出家やプロデューサーの運気もドラマのヒットを左右するんですか?

中園:主要なスタッフは、ADさんくらいまでみんな占います。ちょうど運気のいいADさんがいたりすると、ホン打ち(脚本の打ち合わせ)の時に「ちょっとここ座って!」ってお願いして、意見を言ってもらったりします。彼らはふだん、ロケ弁の手配など雑務に忙しくてなかなか自分の考えを言う機会がないですしね。そういうアイデアが、ドラマをうまく動かしたりすることも多いんです。

でもね、面白いんですけど、スタッフもキャストもみんな運気が良いときは、ドラマはそんなにヒットしないんです。撮影も波風立たず、平穏無事に終わっちゃう。

ところが主役級の俳優さんやディレクターなど何人かに、占いの運気でいう「空亡(くうぼう)期」という時期にいる人がいると、「お、これは当たるぞ!」と思います(笑)。「空亡期」とは四柱推命の12周期の中で、運気が下がる2年間のことを指します。こういう時期には、理不尽なことに巻き込まれたり、今までと違ったことが起きていると感じるようなことがあるはずです。

そういうスタッフが多いわけですから、もちろん現場は荒れます。トラブルが起きたり、スケジュール通りに撮影できなかったり大嵐の連続なんですけど、そういう時ほど団結してみんなで必死に解決しようとするからか、ドラマが大ヒットするんです。問題を解決しようというエネルギーが爆発的なヒットに繋がるのかもしれません。

写真はイメージです〔PHOTO〕iStock

――運気の良くない方がいる時のほうが、ヒットに繋がるんですね。

中園:ええ。かくいう私も、「空亡期」の時にヒットドラマが生まれました。『やまとなでしこ』は空亡期のど真ん中にで書いていますし、『ドクターX』の脚本を執筆したのも、ドラマ制作が進んでいたのも、空亡期でした。『ドクターX』なんて、「産みの苦しみとはこのことか!」というくらい、悶絶しながらつくりました。

だけど、そういう時ほどヒット作が生まれるので、私はもう「空亡ウェルカム!」の境地です(笑)。