コロナで人生の終末を意識するようになった人に贈る「完全燃焼の心得」

何事も終わりがあるから集中できる
大原 浩 プロフィール

何回でもやり直しのできるゲームである

「人生はゲームだ」という言葉がある。シドニィ・シェルダンの大ベストセラー「ゲームの達人」は、そのゲームとしての人生の醍醐味を見事に表現している。

もちろん、「人生はゲームだ」といっても、軽く扱うわけではない。むしろゲームに勝つためには、全身全霊を注がなければならない。しかし、人生をゲームとして考えれば自分の人生を客観的に考えることができるのは確かだ。

タレントの明石家さんま氏の「生きてるだけでまるもうけ」という言葉は恐ろしいほど深い意味を持つ名言だ。

人生は「死」=「ゲームオーバー」にならない限り、何回でも「リプレイ」できるゲームなのだ。1回や2回の敗戦でめげることはない。

それと同時に、「生きていることの価値」は、「人間は必ず死ぬ」=「ゲームには必ず終わりがある」ということから生まれるのを示唆する。

武士道については、そのものずばりの世界的ベストセラー「武士道」(新渡戸稲造著、筆者書評)を参照いただきたいが、山本常朝の「葉隠」の「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という言葉はあまりにも有名だ。

この言葉は色々な解釈があるが、「人間は必ず死ぬのだから、それを恐れずに、命のありがたさをかみしめつつ、充実した武士ライフをおくらなければならない」と解釈すべきである。

 

「無間地獄」という言葉がある。どのようなことでも延々と繰り返せば苦痛になる。人生も「有限である」からこそ、生きることに喜びを感じると言える、その意味で、「死」こそが、人生を充実させる最大要因といえるのででは無いだろうか。

私は「人生とは何か?」と問われたら「死ぬまで生きること」と答える。