男性の目線を、育児に取り入れる

オギャ子:私、日頃からお父さんの目線を育児にもっと取り入れればいいのにと考えていたんですよ。だから今回対談のお話をいただいた時に、男性が書いた育児の本ということで興味がわいて。

めろん:お父さん目線の育児って、どういうことですか?

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オギャ子:一時期、学童でパートとして働いていたんです。それで夏休みにクッキング企画があったんですよ。いつもならお弁当を持参してもらうんですけど、その日は自分たちでトンカツを作ろうっていうことになって。

めろん:初心者に揚げ物はハードル高いな(笑)。

オギャ子:確かに(笑)。そしたら、とあるお父さんから、「トンカツじゃなくてチキンカツにしてほしい」って要望があったんです。「チキンカツにすればとんかつにするより半分の値段で済むから、そうすればもう一回調理実習ができる。子供も喜ぶし、親もお弁当の日が減って助かるだろう」って。

めろん:なるほど。

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オギャ子:でも、学童の支援員は全員女性で、この案に全然のれなくて。「トンカツの方がおいしくて子供も好きに決まってる。このお父さん何言ってるんだろう?」って雰囲気になったんですよ。それを家に帰って四角に話したら「別にチキンカツでもよくない?」って言うんです。「親の手間も減って子供も2回料理できて楽しいならいいじゃん」みたいな感じで。でも当時の私は「なんで分かってくれないの、キーッ」てなってたんですけど(笑)。

めろん:いや、トンカツなんだから豚ですよ。鶏ならチキンカツだろう!(笑)

オギャ子:いま振り返ると、男性側の言い分もよく分かるんですよ。すごく合理的なんですよね。豚肉よりも価格の安い鶏ムネ肉にしてその分もう一回調理実習を増やしてお弁当の日を減らす。男性のそういう目線を上手に女性が育児に取り入れることが出来たら、すごく楽になるんじゃないかと思うんです。