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「セックス依存症」という病気は存在しない

渡部建さんの不倫騒動に思うこと

渡部建さんの騒動を受けて

人気芸人の渡部建さんの不倫問題がメディアを賑わせている。人気者だった彼は多くのレギュラー番組を抱えていたが、問題が発覚する直前に「出演自粛」という形でいきなり姿を消した。

週刊誌などで報じられたところによると、複数の女性と多目的トイレなどの公共の場所で性的行動を繰り返していたということから、メディアでは「セックス依存症」という言葉で形容する人がたくさんいる始末である。

渡部建さん 〔PHOTO〕gettyimages
 

しかし、これには2つの点で大きな問題がある。

1つは、そもそも「セックス依存症」という病名が正式な病名としては存在しないこと。そしてもう1つは、本人に会ってもいない者が、軽々しく診断まがいのことをしてはならないということである。後者に対しては、現時点で女性側からの告発しか表には出ておらず、そうした断片的な情報だけに基づいているという問題もある。

したがって、渡部さんがどうかと問われたら、「わからない」と答えるのが一番妥当である。そして、メディアに踊った「セックス依存症」という病気があるのかどうかについて、この機に理解を深めておくことは、こうした問題に対する偏見を払拭するうえで重要なことである。