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2021年、大学共通テストの「試験日選択」で有利なのは…?その意外な答え

「損する人」が続出する
原田 広幸 プロフィール

「エリート受験生」は、第1日程を選ぶ

一方、共通テストレベルの学力を、秋の時点ですでに超えているような超優等生、東大・京大をはじめとする旧帝大や、国公立医学部を本気で目指している層は、むしろ第1日程を選ぶことになるだろう。

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というのも、彼らのようなエリート受験生たちは、さっさと共通テスト(1次試験)は終わりにして、2次試験(国公立の個別試験)や私立大学の対策に時間を使いたいと考えているからである。

そもそもセンター試験も共通テストも、高校2年までに学習する内容での出題というのが原則になっている。数学には、1A、2Bまでしか出題されず、数学3は大学の個別試験でしか出題されない。英語も、国公立2次試験や、難関私立大学に比べると、だいぶ易しい。

彼らにとっては、英語や国語の新形式がどうなろうと、9割くらいの得点は余裕なのだ。

 

たしかに、新しい形式がどうなるかについては、不明確なところも多いが、センター試験のレベルを超えない難度の対策には、あまり時間を使っても意味がない。

とくに、共通テストよりも個別試験への配点を高く設定している難関大学の受験生にとっては、個別試験で何%得点できるかの方により興味がある。

共通テストの日程よりも、個別試験での出題範囲の変更の方がずっと気になるところであろう。