# 大学入試

2021年、大学共通テストの「試験日選択」で有利なのは…?その意外な答え

「損する人」が続出する
原田 広幸 プロフィール

「第1日程」と「第2日程」、どちらが有利か…?

コロナ休校による「学業の遅れ」への対応としては、まず9月入学案が大きく取り上げられたが、実務上の問題をクリアできず立ち消えとなっていた。そこで、共通テストを予定通りの日程で実施するのか、少し後ろ倒しした日程で実施するのかが注目されていた。

結局、予定通り、今までのセンター試験と同じ日程での実施が決まった。そのかわりに、受験生や高校の指導現場の不満に対応すべく、2週間後の第2日程が選択できるよう提案されたわけだ。

なお、従来から存在した「追試験」(やむを得ない事情で受験できない生徒のための追加日程)は、第2日程のさらに2週間後、2月13日・14日に実施されるため、実際には3回の試験日程が準備されることになる。

学習が遅れた生徒にとって、試験日程が2回に分けられたことは良いことに思われるかもしれない。しかし、単純に予定通りの1回の日程で実施する場合よりも、懸念はさらに高まったとも言える。

 

今年度初めて実施される共通テストで2回の日程が選べるとなると、多くの受験生は、新しい出題形式・傾向を知りたいがために、後の日程を選びたいと思うのではないだろうか。

多くの受験生が「第2日程」を希望するような場合、日程を自由に選ぶことができない浪人生には不公平感が生まれるだろう。

というのも、「学業の遅れ」は、単純に「 カリキュラムの遅れ」と同じとは言えないないからだ。浪人生の通う予備校だって、ほとんどが学校と同様に休講を余儀なくされていたのだ。