心肺停止の危機を乗り越え、
リハビリへ。そして……

友森玲子さんが主宰しているボランティア団体「ランコントレ・ミグノン」には、様々な事情で保護された動物たちがたくさんいます。

3月末に動けなくなって、5年半ぶりにミグノンに戻ってきたマルチーズ犬の「またわりちゃん」の診断結果を昨日はお伝えしました。今日は、その後の手術と現在のリハビリのことをお伝えしたいと思います。

またわりちゃんは、頸椎の環椎と軸椎という部分が脱臼していて非常に危険な状態でした。整形の病院の先生にきちんと事情を話、ご考慮いただきながら、手術をすることが決まりました。

写真/ミグノン
名前:またわりちゃん
性別:女の子
性格:少し騒いでしまうこともあるけど楽しい性格

経緯:2014年10月正式譲渡→2020年3月出戻り
現在:少しでも自力で食べたり動けるようにリハビリ中

またわりちゃん、手術中に一時的に心肺停止になりました。私がちょうど一時的に家に戻っているときだったので、部屋着の下にジーンズを履いた状態で、急いで家を飛び出しました。

病院について、またわりちゃんのモニターをみると、心拍も安定していて血圧も下がっていませんでした! よかった!!  詳しくお話を伺うと、気管に痰が溜まってしまい、呼吸停止から心停止に至ったのですぐに挿管し蘇生した、とのこと。

ですが、時間をかけて手術をしたけれど、この5ヶ月間ギリギリで危ういバランスを取っていた状況だったので、頸椎の位置が変わったことで、うまく呼吸ができるようになるかは何とも言えない、という話も……。ですがその後、自発呼吸が維持できることがわかり、やっとホッとできたのです。

それからしばらくあった後、頸椎がズレてしまうと命の危険があるので、ピンを打って周りをセメントで固めて保護し、またわりちゃんは退院しました。

でも、退院してからも気が気ではありません。最初は座ることはもちろん、首を上げることもままならない状態なので、寝た状態でのケアになります。食事中にご飯が詰まってヒヤッとすることがあったり、自発呼吸が安定せず、寝ずの看病が続いたりもしました。

でも現在は、リハビリを開始しています。頸椎の問題だけでなく、長い間寝たきりだった影響で全身の筋力も衰えていて、首を上げる力や体を支える力を取り戻すことが大事なのですが、これが想像以上に大変なのです。

少しずつ頭もあげられるように。写真/ミグノン

徐々に首を上げられるようになり、4輪の犬用車椅子を使って歩く練習も始めました。まずは、この車椅子で体を支えながらリハビリをして、筋力を取り戻して自力で立てるように、と思っています。

最初は、なかなかうまく乗れず、またわりちゃんもどう手足を動かしていいのか、気持ちと体が合致しない日も続きましたが、今では少しずつ移動できるようになってきています。動物の適応能力はすごいなぁ、と改めて驚いてしまいます。

写真/ミグノン

筋肉がこわばってしまうので、ハリ治療なども取り入れながら、またわりちゃんにとって苦痛が少ない形で、リハビリを行っています。

動物も人間と同じように、自力で食べたり、動いたりしたいものだと思います。少しでも、またわりちゃんが、自力で活動できるように、これからもサポートしていきたいと考えています。

今後もまたわりちゃんの近況は、お伝えし続けていければと思っています。

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ウサギの飼育多頭崩壊発生で「預かりさん」も募集中です

3月にウサギの飼育多頭崩壊が発覚し、友森さんの団体「ランコントレ・ミグノン」で、約70匹ものウサギを保護することになりました。それに伴い、譲渡してくれる方だけでなく、ウサギのケアをしてくれる「預かりさん」も募集しています。預かりボランティアとウサギの飼育に関しては下記をご確認ください。

預かりボランティアって何?

うさぎの飼養に必要なものは?

上記をご確認の上、【預かりボランティア登録フォーム】からご登録をお願いします。追って、ランコントレ・ミグノンのボランティアから随時ご連絡を差し上げます。

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仕事の合間にボランティアで保護活動を行なっているため、電話での問い合わせや見学の受付を行なっておりません。順番にお返事を差し上げますので、ご用件はお問い合わせフォームよりお願いします。