今年、僕が観察を続けているエゾフクロウの森では、5羽のヒナが生まれました。
通常、エゾフクロウが1回に産むのは2〜3羽で、5羽はかなり多いです。
エサのネズミが豊富なのか、冬の積雪が記録的に少なかったのも影響しているのかもしれません。
子だくさんになってしまったエゾフクロウの両親は、多くのエサを運ばなければならず、常に狩りをしている状態でした。
エゾフクロウは夜行性のため、夜中は活発に動きますが、夜明けになると動きが少し止まります。
そのため、夜中2時に起床し、3時から撮影を続けていました。
昼間は仕事をしながら、夜行性のエゾフクロウに合わせて、一週間撮影を続けたところで、結局、僕がダウンしてしまい、3日間寝込みました。
無理は禁物ですね…。
でも、無理した甲斐はあり、父フクロウがエサを巣に運ぶ様子、ヒナたちにエサをやる様子や、5羽のヒナたちの可愛い動きを撮影できました。
このあと、5羽のヒナは無事に巣立ち、すくすくと森の賢者に成長中です。
もこもこふわふわのヒナたちと子育てに懸命なエゾフクロウ、ぜひ動画でもお楽しみください。