医師も躊躇する難しい部分の手術が必要に……

友森玲子さんが主宰しているボランティア団体「ランコントレ・ミグノン」には、様々な事情で保護された動物たちがたくさんいます。

昨日、3月末に動けなくなって、5年半ぶりにミグノンに戻ってきたマルチーズ犬の「またわりちゃん」の経緯についてお話しました。今日は、またわりちゃんの診断結果についてお伝えします。

ミグノンのクリニックで、またわりちゃんのレントゲンを撮影をしてみると、環椎と軸椎が脱臼していました。「これって……、こんな状況でよく生きていられたね……」と無言になってしまいました。その週、大学の神経科で診てもらう予定でしたが、すぐに別の整形の先生にレントゲン画像をメールし、受傷後5ヶ月経過してるんだけどオペをしてもらえないか、と相談をしました。

写真/ミグノン
名前:またわりちゃん
性別:女の子
性格:少し騒いでしまうこともあるけど楽しい性格

経緯:2014年10月正式譲渡→2020年3月出戻り

整形の獣医師は、「オペ自体は30分程度で終わるものだけれど、環椎と軸椎という触るのが危ない場所なのでとてもハイリスクな手術になります。しかも何ヶ月も経った子を手術したことがないので、手術したところで立てるようになる保証はない」といいます。

確かに、受傷後5日以内だったら術後予後もよくなる可能性が高くなるけれど、今の状態では難しいのも理解できます。でも、やりたくない症例だろうが受けてくれませんか、とどうにか聞き入れてもらいました。

整形の獣医師は「そこまで言うならやってみるだけやってみるけれど、検査やら手術やらで60~70万かかるのに一頭の保護犬にそこまでかけられるのか」と心配してくれました。

「そーこーはーまけてください!」と私もお願いを続けます。
「え? い、いくら……?」
「CTとMRIと術前検査とオペと入院と全て込み込みで、20万にしていただけたら感謝してもしきれません」
「えっ!?  全部込みで20万!!!???」

と驚いていましたが、20年来のお付き合いがあり、とても気の良い先生なので「わかりました、あなたには脱帽だ」と快諾いただくことができました。こういった先生たちの力や援助も、保護活動の支えになっているのです。本当にありがたいことです。

その後、CTとMRI画像をみながら、獣医師は、リスクの高い手術で成功したとしても立てない可能性が高いです、と困った顔をしていました。
なにかの拍子にずれてしまったら、呼吸が止まる恐れもあるので固定することは今後の安全のためにも良いと思う、とのこと。

手術を決断したために、万が一、またわりちゃんが亡くなってしまったらどうしよう……、と一瞬心がひるみました。

でも自分が同じ状態だったら、立てる可能性があるなら手術を受けたいな、と思い直して、決断することに決めたのです。

獣医師には、術後のケアやリハビリも大変ですよ、と言われましたが、こちらが全面的にバックアップすることを話して、手術に挑むことになったのです。

写真/ミグノン

上の写真は、動けない状態でずっと寝たきりになってしまった「またわりちゃん」。ずっと同じ姿勢を保たないと、危険な状態です。

後日、またわりちゃんの手術とリハビリの闘病記をお伝えします。

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ウサギの飼育多頭崩壊発生で「預かりさん」も募集中です

3月にウサギの飼育多頭崩壊が発覚し、友森さんの団体「ランコントレ・ミグノン」で、約70匹ものウサギを保護することになりました。それに伴い、譲渡してくれる方だけでなく、ウサギのケアをしてくれる「預かりさん」も募集しています。預かりボランティアとウサギの飼育に関しては下記をご確認ください。

預かりボランティアって何?

うさぎの飼養に必要なものは?

上記をご確認の上、【預かりボランティア登録フォーム】からご登録をお願いします。追って、ランコントレ・ミグノンのボランティアから随時ご連絡を差し上げます。

※「預かりさん」へのお問い合わせは、上記のフォームよりご連絡ください

仕事の合間にボランティアで保護活動を行なっているため、電話での問い合わせや見学の受付を行なっておりません。順番にお返事を差し上げますので、ご用件はお問い合わせフォームよりお願いします。