事情があっても、飼育するために最低限必要なこと

友森玲子さんが主宰しているボランティア団体「ランコントレ・ミグノン」には、様々な事情で保護された動物たちがたくさんいます。

コロナ禍の3月末、5年半前に譲渡し卒業した、「またわりちゃん」という女の子のマルチーズが診察にやってきました。

またわりちゃんは、2014年の夏に東京都動物愛護相談センターから引き出した犬でしたが、そのとき、巨大な膀胱結石が出来ていて、すぐに手術したのでとても記憶に残っている犬でした。無事に膀胱結石と避妊の手術を済ませ、2014年10月にミグノンを卒業していったのです。

写真/ミグノン
名前:またわりちゃん
性別:女の子
性格:少し騒いでしまうこともあるけど楽しい性格

経緯:2014年10月正式譲渡→2020年3月出戻り

正式譲渡されてから久々に、ミグノンのクリニックに初診の予約が入りました。譲渡してから5年経つので、膝とか悪かったかな……と思っていました。

ところが、またわりくん、寝たきりになっていました。

飼い主さんの説明では、5ヵ月前から立てなくなり、近所の動物病院でステロイドを出されたけれど効かなかったので、そのまま介護をしている。次第に食欲もなくなり痩せて来たので心配になり連れて来た、とのこと……。

えっ……。5ヵ月もそのまま……!? もし自分が立てなくなり、近所の病院の治療で思わしくなければ、専門の病院を紹介してもらうはずです。

事情を聴くと、親が闘病中で、仕事も徐々に苦しくなっていると言います。人間なので病気や事故のリスクは常にあり、家族全員が元気でいることは奇跡的なことだと思います。でも、収入源の人が倒れたらどうするか、世話をする人が倒れたらどうするか、そうなったとき、残った家族で動物にとって十分なケアができないのなら、やはり動物は飼育してはいけないと思うのです。

ここまで悪化する前に、相談してほしかったし、自分たちでケアできないのであればもっと早く連れて来て欲しかった……。飼い主さんは可愛がっているので今からでも治療します、と言われましたが、またわりちゃんの容態をみると、簡単な治療ではなく、大学病院での検査や大手術、長期のリハビリなども必要になりそうな状況です。

余裕がない状態では難しいということで、団体に戻してもらうことで、治療を開始することにしたのです。

写真/ミグノン

上の写真は、譲渡前の元気にお散歩していたときのまたわりちゃんです。

後日、またわりちゃんがどんな症状だったのか、診断結果をお伝えします。

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ウサギの飼育多頭崩壊発生で「預かりさん」も募集中です

3月にウサギの飼育多頭崩壊が発覚し、友森さんの団体「ランコントレ・ミグノン」で、約70匹ものウサギを保護することになりました。それに伴い、譲渡してくれる方だけでなく、ウサギのケアをしてくれる「預かりさん」も募集しています。預かりボランティアとウサギの飼育に関しては下記をご確認ください。

預かりボランティアって何?

うさぎの飼養に必要なものは?

上記をご確認の上、【預かりボランティア登録フォーム】からご登録をお願いします。追って、ランコントレ・ミグノンのボランティアから随時ご連絡を差し上げます。

※「預かりさん」へのお問い合わせは、上記のフォームよりご連絡ください

仕事の合間にボランティアで保護活動を行なっているため、電話での問い合わせや見学の受付を行なっておりません。順番にお返事を差し上げますので、ご用件はお問い合わせフォームよりお願いします。