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野村克也氏が証明した「リーダーの評価は、何を残すかで決まる」

ノムさん最後のメッセージ(5)
野村 克也 プロフィール

監督として活躍する教え子たち

そういった意味では最近、私もそこそこプロ野球に貢献することができたのではないかと感じている。監督として南海、ヤクルト、阪神、楽天の4球団をわたり歩き、その間に触れ合った当時の選手たちが今、多くの球団で監督やコーチを務めている。

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2020年シーズンの12球団の監督を見ると、その半数が私の元教え子たちである。

現在の監督(元教え子)をざっと見わたすと次のようになっている。

・北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹(1990年、ヤクルト)

・埼玉西武ライオンズ・辻発彦(1996~98年、ヤクルト)

・東北楽天ゴールデンイーグルス・三木肇(1996~98年、ヤクルト)

・東京ヤクルトスワローズ・高津臣吾(1991~1998年、ヤクルト)

・阪神タイガース・矢野燿大(1999~2001年、阪神 ※当時の登録名は矢野輝弘)

・中日ドラゴンズ・与田剛(2000年、阪神 ※当時の登録名は与田剛士)

 

また、これらの一軍監督の他にも、二軍監督では福岡ソフトバンクホークスの小川一夫、千葉ロッテマリーンズの今岡真訪(阪神 ※当時の登録名は今岡誠)、日本ハムの荒木大輔(監督兼投手コーチ)、ヤクルトの池山隆寛なども、私とともに戦った選手たちである。

「人を遺す」というのは、監督の大事な役割のひとつである。人間は何を残すかで評価が決まる。そういう意味では、こんな私でも少しは野球界に貢献できたのかなと感じている。