物事に熱意を持って取り組めないしらけの傾向を持つ人(以下、しらけ属)の振る舞いとはどのようなものでしょうか。
例えば、「ああいうのって、どうなんですかねえ」と、他人の仕事や活動に対して、斜めに穿ちつつ、遠巻きに見つめて冷笑します。関心を持って話題に加わるというよりも、距離を取って腐すような言動が特徴です。
その反面、自分の主張や提案があるわけでもなく、ただ人の行動を否定しているだけだったりするため、仕事の進捗を止めることが多いでしょう。チームに1人でもいると、なかなか厄介なことになります。上司である場合には、全体の士気が下がりがちです。
また、他人のことにはうだうだ言うわりには、自分には意欲や向上心がなく、現状維持で何もしないことを選ぶ傾向性があります。「今より楽したい」「あの人みたいにはなりたくない」とは思いつつも、そのための努力はしません。
現実との折り合いをつけるために、「世の中そんなもの」という自己弁護や悟っている風の演出も念入りです。もっとも、それは何か考えがあるわけではなく、今の自分に甘んじるための言い訳だったりします。