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対米ハワイ会談で中国が取り付けた「ギブ・アンド・テイク」の正体

米中一触即発の危機の真只中で…

報道の扱いが小さいのはなぜか

新聞報道を読む限り、注目していた米中両国の外交責任者であるマイク・ポンペオ国務長官と楊潔篪中国共産党政治局員(外交担当)のハワイ会談は不調に終わったとの印象を受ける。

ポンペオ・楊潔篪会談は、実はハワイ州オアフ島のヒッカム米空軍基地で6月17日午前9時(日本時間18日午前4時)から昼食をはさんで約8時間に及んだ。

マイク・ポンペオ国務長官 photo by gettyimages
 

新聞各紙の19日付朝刊の見出しは、以下の通りである。読売新聞:「米中、緊張緩和見えず―外交トップ、香港・ウイグルを協議」、朝日新聞:「米、コロナ対応注文・中、香港関与に反発―外交トップ コロナ後初の会談」、日本経済新聞:「コロナ・台湾で火花―米中外交トップが会談」。

見出しと本記を読む限り、確かに米中外交トップ会談で「香港」「台湾」「ウイグル」「コロナ」「貿易」など米中間の多岐にわたる懸案事項について話し合ったことは理解できる。

このタイミングでトランプ政権内の対中強硬派のポンペオ氏と習近平国家主席の最側近である楊潔篪氏が会談したにもかかわらず、報道の扱いが小さい。因みに米国も同じだ。もちろん、理由はある。

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