〔PHOTO〕iStock

【閲覧注意】異臭漂う家から人の頭が…大阪「生首黒焼き事件」の裏側

怪奇・猟奇事件をたどる

「東のアキバ、西のポンバシ」という異名を持ち、日本屈指の電気街、そして今やアニメショップなどが立ち並ぶ「オタクの街」としても知られる大阪府大阪市中央区日本橋(にっぽんばし)。

夜になっても若者が集まり、明かりの絶えない街である日本橋だが、一歩メインストリートから出てみると、昭和時代から営業しているであろう商店などが点在し、古き良き大阪を感じさせる。

そんな日本橋で、今から約120年前の1902年(明治35年)、大阪中を震撼させる「怪奇事件」が発生していた。

大阪・日本橋。電器店が並ぶ一角〔PHOTO〕Gettyimages
 

火消し壺に生首ゴロリ

1902年(明治35年)2月9日午前3時ごろ、大阪東署に所属する刑事3人が日本橋内にある屋敷を訪れた。この屋敷は周囲の住民たちから「化物屋敷」と呼ばれ恐れられていた古い屋敷であり、常に異臭が漂い、ゴトゴトと物音がする、と近隣住民が警察へ報告が入っていたのだ。

もっとも「化物屋敷」といったところで、広さは10畳にも満たない、ごく普通のありふれた平屋であったが、この平屋の周りだけ、ただならぬ空気が流れていたという。

刑事ふたりが化物屋敷に突入。家宅捜査を開始したところ、何かが腐ったような強烈な臭い、そして押入れにはヘビの入った樽、カエルが数百匹入った籠、生きた亀などが発見された。

「これだけじゃないはずだ。探せ」

やがて、ひとりの刑事が、土間の近くに飯炊き用の窯のほか火消し壺(炭などを入れておく壺)を発見。蓋を開いてみると、なんと中には真っ黒に焼け焦げ、歯まで揃った人間の生首がゴロリと入っていたのだ。