6月21日 冷蔵庫の日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

今日、6月21日は、日本電機工業会(JAPAN ELECTRICAL MANUFACTURERS' ASSOCIATION:JEMA)によって「冷蔵庫の日」と定められています。本格的な夏の到来の前に、いま一度冷蔵庫を点検してもらおうというのがねらいです。

しかし、そもそも冷蔵庫は、どのようにして食品を低温で保存しているのでしょうか。

冷蔵庫の日に合わせて作成された販促ポスター Illustration by JEMA

一般的な家庭にある大型冷蔵庫の多くは、冷蔵庫内に収容された「冷媒」と呼ばれる気体の圧縮と膨張を繰り返す方式をとっています。

まず、冷媒は冷蔵庫の外に取り付けられた圧縮機により圧縮され、高温高圧になります。この時発生する熱は、冷蔵庫の外に放出されます。

 

続いて、同じく冷蔵庫の外にある凝縮器によって冷媒が液化され、さらに冷蔵庫内の膨張弁が冷媒の圧力を低下させ、沸点を下げます。そして、冷蔵庫内の蒸発器によって冷媒が気化するとき、周囲から大量の気化熱を奪うことで低温が保たれるのです。実はこの仕組みは、エアコンとそっくりなものになっています。

他の仕組みには、アンモニア水溶液を分離しアンモニアのみを気化させる吸収式や、異なる金属の接合部に電流を流した際の温度変化を利用したペルチェ式があります。これらの仕組みは大きな音の出やすい圧縮機を必要としないため、病院やホテルの小型冷蔵庫に利用されています。

ペルチェ式冷蔵庫は、直流電流が流れると片面が加熱されもう一方が冷えるペルチェ素子を利用している Photo by flickr

JEMAは冷蔵庫の日の到来に合わせ、冷蔵庫についてのお役立ち情報や、購入を検討する際に便利なツールを特設ページに掲載しています。さらに、冷蔵庫の上手なお手入れ方法を紹介するなど、冷蔵庫のより良い使い方の普及に努めています。