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マクドナルドが、コロナ時代に「驚異の一人勝ち」を続けているワケ

「組織レジリエンス」がすごい!

驚異の15.4%増!

驚きの業績発表だった――。

新型コロナウィルスの影響を、最も強く受けた業界の一つが外食産業だった。ところが、多くの外食店がそもそも営業もできず、大手チェーンが壊滅的な業績を記録する中で、日本マクドナルドホールディングスがほとんど一人勝ちともいえる好業績を記録した。

同社が2020年5月7日に発表した4月の前年同月比の経営実績は、客数こそ18.9%の減少であったものの、客単価が31.4%増加し、結果として売上高は6.5%の増加だった。

しかし躍進はこれにとどまらず、続けてさらに驚くべき数字が発表される。6月に入って発表された5月の売上高は、なんと前年同月比で15.4%のプラス。客数は20.7%減だったが、それを補ってあまりある「客単価45.3%増」という驚異的な数字を叩き出したのである。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

これは、他のチェーンが店舗を閉めているなかでマクドナルドだけが自粛もせず営業していたから…ではない。人々が外出を自粛するなかで、マクドナルドが危険であればだれも行きはしない。無理やり営業して、クラスター感染でも出そうものなら、マクドナルドのブランドは失墜する。東京ディズニーリゾートが長らく休園を続けているように、国民に愛されるブランドが、そのようなリスクを冒してまで営業する理由はない。

それでもなお、マクドナルドが営業を継続したということが何を意味するか。そして、人々が例年以上にマクドナルドを利用したという事実が、何を意味するか。それはもちろん、マクドナルドが、現地を訪れる消費者が納得するレベルで感染対策ができていたということである。