「大人の発達障害」だけどスーパードクター、本当にいるのか?

漫画やドラマでよく出てくるけども…
木原 洋美 プロフィール

A医師の「生きづらさ」の原因として思い浮かぶのは、ある種の「脳の癖」。「ADHD脳」と呼ばれる発達障害の1つだ。

大人の「ADHD脳」の診断規準には次のような項目がある。頻繁に「ある」項目が、数多く当てはまる場合は疑ってみたほうがいい。

ADHDの診断基準

1.力を出し切れない、目標に到達していないと感じる
2.計画、準備が困難
普通の人には「ささいなこと」が、巨大な障害に膨れ上がる。約束をすっぽかす、財布をなくす、締め切りを忘れるなどして、信頼を失い、彼らの王国は崩れてしまう。
3.物事をだらだらと先送りしたり、仕事に取り掛かるのが困難
4.沢山の計画が同時進行し、完成しない
1つの仕事を延期しつつ、次の仕事にとりかかる。一日の終わり、一週間の終わり、一年の終わりには、数えきれない仕事に着手しているが、そのうち完成したものはほとんどない。
5.タイミングや場所や状況を考えず、頭に浮かんだことを、パッと言う傾向
1つの考えが浮かぶと、口に出さずにはいられない。子供じみた気分の激しさが、気配りや策略を上回る。
6.常に強い刺激を追い求める
常に何か新しいもの、集中できるもの、心のなかのつむじ風に追いつける外界の刺激を探し求める。
7.退屈さに耐えられない
退屈を感じると、ただちに行動し、何か新しいものを見つけて、チャンネルを切り替える。
8.すぐに気が散り、集中力がない
読書や会話の最中に心がお留守になる。時として、非常に集中できる
9.しばしば創造的、直感的かつ知能が高い
しばしば非常に独創的である。無計画で散漫でありながら、才能のひらめきを見せる。
10.決められたやり方や「適切な」手順に従うのが苦手
何かを決められた通りにやるのは退屈で、新しいやり方を好む。
11.短気で、ストレスや欲求不満に耐えられない
常に刺激を求めるために短気になり、人には未熟、欲張りに映る。
12.衝動性
言葉あるいは行動面、金銭の使い方、計画の変更、新しい企画や職業の選択において衝動性が高い。
13.必要もないのに、際限なく心配する傾向
14.不安感
15.気分が変わりやすい
激しい揺れだが、躁うつ病やうつ病ほどにはひどくない。
16.気ぜわしい
17.耽溺の傾向
酒、ギャンブル、買い物、過食、働き過ぎなど、1つの活動にのめり込む。
ほか
 

『誤解されやすいあなたに――注意欠陥・多動性障害との付き合い方 へんてこな贈り物』(エドワード・M・ハロウェル、ジョン・J・レイティ著/司馬理恵子訳 インターメディカル刊)より抜粋

 

いかがだろう。A医師に当てはまる項目は多そうだが、逆に、人間誰しも強弱の違いこそあれ、持っている要素なのではないだろうか。

児童精神科医・佐山から「あなたは、発達障害です」との診断される主人公の志保

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