米国デモ・暴動が結局「トランプ再選」をサポートするという現実

たとえばテロでイスラム差別は消えたか
大原 浩 プロフィール

なぜトランプ再選の可能性が高まるといえるのか?

だから、ごく一部の不心得者によるものだとは思うが、商店から略奪したり、歴史的建造物に放火したり、警察署などを乗っ取ったり、自分の営む個人商店からの略奪をやめるよう懇願した白人の老女を集団で暴行したりする行為は、それらの良識ある白人だけではなく、良識ある黒人(有色人種)の気持ちを傷つける。

彼ら良識あるサイレント・マジョリティーは、街で暴れたりはしないが、米国での治安悪化は憂慮しているはずである。

トランプ大統領が誕生した時に、米国のオールドメディアはこれらの良識あるサイレント・マジョリティの気持ちが分からず結果予測を誤ったが、今回も同じことが起きるような気がする。

米国の大多数の人々は、商店から略奪したり、放火したり、哀れな老女を集団暴行することに深い嫌悪を感じる。彼らは、場所や手段をわきまえず自己主張したりはしないが、民意を反映する民主主義選挙では「自分自身の内なる声」に従って投票を行う。

 

一部地域とはいえ、警察署および周辺地域が占拠され、「自治区宣言」(私にはISのイスラム国と同じように思える)によって治安維持に不安が出ている状況で、人種を問わず良識ある人々が「法と秩序」の回復を求めてトランプ氏に投票するのは当然といえよう。