術後、回復もみせてくれていたのですが……

友森玲子さんが主宰しているボランティア団体「ランコントレ・ミグノン」には、様々な事情で保護された動物たちがたくさんいます。

コロナ禍で、自粛生活の間も動物たちにはいろんな変化がありました。3月16日に17歳の高齢犬の「おいつさん」を紹介しました。おいつさんの周りは常にゆったりとした穏やかな時間が流れていて、ミグノンのボランティアさんの間でもとても愛される存在です。

そのおいつさんが、5月8日に亡くなりました。

写真/ミグノン
名前:おいつさん
年齢:推定17歳
性別:男の子
性格:穏やかで誰にでもやさしいおじいちゃん

経緯:2019年10月に保護。2020年5月8日永眠。

かなり高齢で、保護当初から足腰が弱くなっていましたが、それでもシェルター内で、穏やかにのんびりとした時間を過ごしてました。

4月21日に出勤したら、おいつさんの調子が悪く、水を飲むのもつらい状態に。ふらつきもひどくて、すぐに転倒して叫び声を上げ失禁するので目も手も離せませんでした。血液検査をしてみたら、肝数値とアンモニア、ビリルビンが一気に上がっていました。これはもう厳しいかもしれない……、と覚悟しつつ点滴で治療をすることにしました。

詳しくエコーで調べると、胆嚢の周りが真っ白になっていて、胆嚢溶けてしまっていたのです。高齢なのでそのまま、という選択ももちろんあるのですが、食事もできず内科的な治療に限界もあり、今も状況でも痛みやだるさもありおいつさん自身もかなりつらいはず……。あとは、おいつさんの生命力にかけるしかないけれど、ということで、獣医と相談し手術をすることを決めました。

写真/ミグノン

ハイリスクであることは獣医とも話し合い、可能性がゼロではないならこのまま死を待つより手術をしてあげたい、ということではじめたのです。手術中いろいろありながらも術後、無事に覚醒しました。術後2日目には、以前からよく食べていた缶詰をお団子状にして口に運んだら、パクパクと音を鳴らして勢いよく食べるようになり、その後すぐにいいうんちをするまで回復したおいつさん。すごい老犬だね、と話していました。

よく食べ、点滴の必要もなくなってきたと安心し始めた頃、別の犬を大学病院に連れて行く途中で、おいつさんが旅立った連絡をもらいました。ミグノンに戻っておいつさんを見ると、寝ているみたいな顔をしていました。手術を乗り切れたから、もっと一緒にいられると思ったけれど、お別れはどうあがいても決まっていたのかもしれません。手術をして久しぶりに食べられる状態になってよかったのかな、と。

高齢の動物や負傷や闘病している動物の場合、保護しても譲渡されずに亡くなっていくことも少なくありません。最期を新しいおうちで迎えさせてあげたかったな、としみじみ思うのです。

ミグノンにはまだまだ保護動物がたくさんいます。保護動物一覧

ウサギの飼育多頭崩壊発生で「預かりさん」も募集中です

3月にウサギの飼育多頭崩壊が発覚し、友森さんの団体「ランコントレ・ミグノン」で、約70匹ものウサギを保護することになりました。それに伴い、譲渡してくれる方だけでなく、ウサギのケアをしてくれる「預かりさん」も募集しています。預かりボランティアとウサギの飼育に関しては下記をご確認ください。

預かりボランティアって何?

うさぎの飼養に必要なものは?

上記をご確認の上、【預かりボランティア登録フォーム】からご登録をお願いします。追って、ランコントレ・ミグノンのボランティアから随時ご連絡を差し上げます。

※「預かりさん」へのお問い合わせは、上記のフォームよりご連絡ください

仕事の合間にボランティアで保護活動を行なっているため、電話での問い合わせや見学の受付を行なっておりません。順番にお返事を差し上げますので、ご用件はお問い合わせフォームよりお願いします。