スカイマーク「新型コロナで経営危機」は本当か? 佐山展生会長を直撃

搭乗率「96%減」からの復活は…
松岡 久蔵 プロフィール

また先に触れた通り、余剰資金があり、借り入れ金がなかったことも大きい。3月末時点で120億円の現金が残っていたと申し上げましたが、これはコロナによって減少したというよりも、もともと200億円以上あったものを機材の購入などにあててきた結果です。つまり、それだけ資金的な余裕があったということです。

グローバルな航空会社の中には、1ヵ月、2ヵ月先には資金を調達しないとまずい、という切迫した状況の会社も少なくなかったはずです。また、すでに多額の借入金がある会社は、さらに追加の融資を引き出さないといけないので、厳しい状況だったと思います。スカイマークは借入金がなかったので、このような難しい状況には追い込まれませんでした。

借り入れが多くなりすぎると、ドイツのルフトハンザ航空のように公的支援を受けざるを得なくなります。こうなると国の管理下に置かれ、経営権が奪われることになり、民間企業としては避けたい状況です。

写真/岡田康且
 

ラウンジもマイレージもないからこそ

――スカイマークはJALとANAに比べて、チケットが安いですね。今後、出張費について企業側がシビアになるであろう中で、むしろチャンスと言えるかもしれません。

例えば羽田―福岡便については、JALとANAだと片道4万円くらいで、一般の感覚からすれば、正直言って高いです。ANAと共同運行するスターフライヤーも少し安いだけの値段です。それに比べて、スカイマークは2万3000円と圧倒的に安い。

――なぜスカイマークと大手2社の間には、ここまで価格差があるのでしょうか。

手前味噌な言い方かもしれませんが、弊社が顧客にとって適正な価格で、必要なサービスを提供しているから、ということに尽きると思います。

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