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スカイマーク「新型コロナで経営危機」は本当か? 佐山展生会長を直撃

搭乗率「96%減」からの復活は…

新型コロナウイルス禍で最も打撃を受けた業界のひとつが、航空業界だ。ドイツのルフトハンザ航空が政府による公的支援を受ける見通しのほか、タイ航空や豪ヴァージン・オーストラリア航空が経営破綻するなど、世界規模で甚大な被害が表れている。

日本国内でも大幅な減便が続き、JAL・ANAの大手2社も業績が急激に悪化する中、今月から運休・減便率を43%まで抑えていち早く回復の兆しを見せているのが、独立系航空会社として「第三極」の地位を占めるスカイマークだ。

ようやく見え始めた「コロナ後」の航空業界。未曾有の逆境の中、はたして未来像はいかにして描けるのか――同社の佐山展生会長に訊いた。

 

「国内移動解禁」後の見通しは?

――各国の航空会社がコロナ禍で苦境に立たされています。スカイマークの経営にはどの程度影響が出ていますか。

時系列でいうと、2月は国際便には影響が出ていましたが、まだ国内便は大丈夫でした。国内便にも影響が出始めたのは3月以降で、ここで便数は例年の半数にまで減っています。そこから、緊急事態宣言が出た4月には85%減、航空会社にとっては書き入れ時のゴールデンウィークには96%減。ここが完璧に底でした。なにせ、通常は1日に2万人以上のお客様が、500人程度というような状態でしたから。

その後、関西圏などが緊急事態宣言の対象から外れると、徐々に搭乗率は回復してきましたが、まだまだ道半ばというところです。6月の足下では、1日30便、乗客数3000人程度。平時は1日150便、乗客は2万2000人ですので、85%減というところです。6月12日からは60便に増便予定です(取材時の6月10日時点)。

スカイマーク・佐山展生会長(写真/岡田康且)

6月19日に県境をまたぐ移動の自粛が解除されれば、かなり状況は変わってくるでしょう。まず戻ってくると思われるのが、出張客を中心としたビジネスマンの利用。弊社も自粛解除の19日からは、1日85便に増便します。次の節目は7、8月の夏休みシーズンで、ここでどれだけ国内旅行の需要が回復するかがカギとなります。