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新型コロナが生んだ「異常なニューノーマル」をどう捉えるか

各国・各都市それぞれの現状と特質

北京では新たなクラスター感染が政府関係者を震撼させ、東京では小池百合子都知事が「積極的な検査の結果」と評価しつつも連日多数の感染者が報告されている。世界的な新型コロナ・ウイルスとの戦いはまだ当分続きそうだが、各国・都市ではそれを前提に相当異常な「ニューノーマル」が始まっているーー。

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市内にAI監視カメラを設置

たとえばフランスの幾つかの都市では、市内の随所にAI(人工知能)を搭載した高度な監視カメラが設置された。カメラの背後には小型コンピュータが隠されており、撮影された映像をAIがリアルタイムで解析して、人々がマスクをしているか否かを判定している。

カンヌの食品市場では、この監視カメラを設置した直後、そこを訪れた人の74%がマスクをしていないことが判明。この結果を受け、市政府は「人々が集まる場所でのマスクの着用」を義務化した。AI監視カメラはカンヌ市内を縦横に走るバスの車内にも設置され、乗客のマスク着用率に目を光らせている。

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パリの地下鉄駅の構内にも同様の監視カメラが設置されたが、これを人権擁護団体は憂慮している。今のところ単なる監視や注意喚起に止まっているが、いずれマスク着用を怠った人たちへの罰金など処罰に利用される恐れがあるからだ。

 

ただ市当局の関係者によれば、そのような計画は一切ないという。また開発者側によれば、AI監視カメラは録画をしていないので後日証拠に使われることはなく、単に画像解析によって人々がマスクをしているか否かを判定し、その人数をカウントしているだけという。

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