清宮、吉田輝星、根尾…栄光のドライチたち、このまま潰れてしまうのか

悩めば悩むほど、焦れば焦るほど…
週刊現代 プロフィール

「フォームがきれいなぶん、やや力強さに欠ける点でも、斎藤と吉田はよく似ています。ああいうピッチャーが一軍で頭角を現すために求められるのは、コントロールの精度を高めていくことでしょう。

狙ったところに投げられれば、空振りを奪えるだけのボールは持っている。粘り強く経験を積んで欲しい」(元西武監督の伊原春樹氏)

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夏の甲子園決勝で吉田の前に立ちはだかった男もまた、プロの世界で迷っている。'18年の中日のドラフト1位、根尾昂だ。

大阪桐蔭高校時代は二刀流で甲子園を春夏制覇、打てる、走れる、守れる、という「三拍子揃った逸材」として、根尾は野球ファンの注目を一身に集めた。

即戦力内野手の呼び声も高かったものの、昨季一軍での出場試合数はわずか2試合にとどまり、ずっと二軍にいた。

そのうえ、ウエスタンリーグでも打率はわずか2割1分。三振数は127個と、リーグ内で一番多かった。ヒットが出ないどころか、バットにボールが当たらないという状態だった。

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「本人は至って真面目で、二軍の試合が終わっても居残りで打撃練習や、ウェイトトレーニングを重ねていました。

ただ、エリート街道をひた走ってきただけに、結果が出ないことで消沈してしまい、焦れば焦るほどバットが空を切るという悪循環に陥っていた」(スポーツ紙中日担当記者)