清宮、吉田輝星、根尾…栄光のドライチたち、このまま潰れてしまうのか

悩めば悩むほど、焦れば焦るほど…
週刊現代 プロフィール

「あの男」に似ている

その後、すっかり鳴りを潜めているが、現在の吉田の仕上がりはどんな状況なのだろうか。

「甲子園で投げていたときに比べて球速が落ち、最速は140km半ば。フォームを改造するなど、試行錯誤を続けている状態です。不調の原因のひとつは、やはり甲子園での登板過多により、股関節を痛めたことでしょう。

痛み自体はすでにとれたようですが、足を突っ張るくせがついてしまったことで、体重が前に乗らず、ボールが走らない。上で先発するには、まだまだ時間がかかるでしょう」(前出・日本ハム担当記者)

吉田の甲子園での総投球数は881球。公立校のエースとして、一人で投げまくった後遺症は、やはり小さくなかった。

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175cmと野球選手にしては小柄ながら全力投球で夏の甲子園の話題を独り占めした人気者。甘いマスクも兼ね備えてフィーバーした吉田を、同じチームの「あの男」に重ねて見る人は多い。斎藤佑樹だ。

「斎藤は怪我に見舞われたけど、それ以上にもったいなかったのが、必死で練習をしなかったことです。日ハムのキャンプ地である名護は球場の奥に走り込みにピッタリの砂浜がある。

でも、練習後に彼が走り込んでいるという話は聞いたことがない。斎藤を反面教師にして、吉田がどこまでできるかでしょう」(元ロッテの得津高宏氏)

斎藤が、入団からの9年間で挙げた勝利は、わずか15勝。甲子園のスーパースターとしてはあまりにも寂しい数字だ。