清宮、吉田輝星、根尾…栄光のドライチたち、このまま潰れてしまうのか

悩めば悩むほど、焦れば焦るほど…
週刊現代 プロフィール

広島と巨人の打撃コーチを歴任し、前出の前田、金本知憲(共に広島)、阿部慎之助(巨人)ら名打者を育て上げてきた名伯楽・内田順三氏が言う。

「清宮は肘と手のひらを手術しているでしょう。そのせいか、現状をテレビで見ている限り、ちょっと体の線が細くなったのかな、という気がします。

もともと、振り切ったバットが背中に当たるぐらいのフルスイングが彼の持ち味でしょう。それが、昨年1年の間に小さくまとまってしまったような気がするんです」

6月上旬の練習試合後、3打数無安打に終わった清宮を横目に、栗山英樹監督はこうこぼした。

「何なんだろうね、幸太郎のワクワクしなくなっちゃった感じは……。打球が寂しいのよ」

Photo by gettyimages
 

過去の栄光を捨てられるか

清宮が、かつての度肝を抜くようなスケールを失い、伸び悩んでいる。これは、誰よりも日本ハムの首脳陣が痛感していることだ。

そんな周囲の懸念をよそに、当の清宮からは「いまいち必死さが伝わってこない」と語るのは、スポーツ紙の日本ハム担当記者だ。

「日本ハムは、広島のように胃から汗のでるようなハードな練習を課したり、フォームを矯正するようなことはあまりしません。そのぶん、それぞれの自主性が求められる。

もともとお坊ちゃん気質でのんびりしたところのある清宮が、ハングリーさに欠けるのは否めない。

栗山監督は、昨シーズン中から清宮に『配球を読み、頭を使ったバッティングをしないと、一軍ではやっていけない』と繰り返し説いてきたのですが、自信家の清宮はセンスに頼った自分の打撃を変えようとはしていません。

取材陣に仕上がりを尋ねられても、『大丈夫っす』と言うばかり。今季の開幕前は比較的当たっていましたが、シーズン中もずっと続くかはわかりません」(スポーツ紙日本ハム担当記者)

2012年、リトルリーグ世界選手権で優勝の要となった清宮(Photo by gettyimages)