# ファミレス

ジョイフルの大量閉店、実は「ピンチではなくチャンス」と言えるワケ

200店舗閉店は前向きなニュース?

本当に「経営危機」と言えるのか

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言終了の兆しが見えてきた5月中旬、外食企業各社の対応策が次々と発表され出した。中でも注目を集めたのが「ファミレス」だ。

ガストやジョナサン、バーミヤンといったファミレスで知られる、すかいらーくHDは約2600店舗において深夜営業の廃止を決定。ロイヤルホストなどを運営するロイヤルHDは2021年度末までに約70店舗を閉店すると発表した。

だが、それ以上に大きな衝撃を与えたのがジョイフルの発表だ。同社は今回のコロナ禍を受けて200店舗を今年7月以降、順次閉店することを決めたのである。

 

このコロナショックは外食産業のほとんどの企業には大きな苦難となっている。その中でもとりわけ緊急事態宣言解除後も売り上げが中々戻らない業態が、居酒屋、ビュッフェ、そしてファミレスだ。

ジョイフルは上記の大量閉店の理由として、以下のように述べている。

「今回のコロナ禍や今後も定期的に同様の感染症が発生することが見込まれる中、消費者の行動や外食に対する価値観など、外食産業を取り巻く環境が大きく変化することが見込まれます。(中略)財務基盤の強化を図る観点から収益力を改善し手元流動性を高めていくため、収益改善が見込めない店舗の退店を柱とする経営合理策を実施することにいたしました

この文面の通り、連日メディアでは「ジョイフル、200店舗閉店」の見出しが躍り、中には「経営危機」と煽るものも少なくない。だが、本当にそうと言えるのだろうか。