Photo by iStock
# 都市伝説 # 不正・事件・犯罪

「精神病院から逃げ出した殺人鬼」その正体は…実在の誘拐犯だった?

本当にあった怪奇事件簿①

夜な夜な子どもの命を狙う

「クロプシー」という怪人がいる。

アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に属する島、スタテンアイランド、その島の中に伝わる都市伝説として、クロプシーは語り継がれてきた。

スタテンアイランドに伝わるクロプシーは、日本における山姥、イギリスを始めとした欧州やアメリカにおけるブギーマンのように、「言うことを聞かないとクロプシーがくるよ」といった形で、子どもたちのしつけのために使われてきた。

Photo by iStock
 

このクロプシーは精神病院から逃げ出してきた患者で、手に鉤爪をつけ、もしくは手に斧を持って夜道を徘徊し、子どもを見つけると誘拐して殺害する殺人鬼だとされる。

また、その根城はかつて結核療養施設として使われ、長らく閉鎖されていた結核療養施設、シービュー病院(現在は老人ホーム等の施設として再び使用されている)、もしくはかつて精神病患者や知的障害者が生活していたウィローブルック州立学校の地下トンネルであるなどとされる。

この物語はアメリカにおけるサマーキャンプで語られる怪談の定番でもあり、1981年にはクロプシーをモデルとした殺人鬼が登場する映画『バーニング』や『マッドマン・マーズ』が製作・公開されている。これらの映画では、サマーキャンプを舞台に連続殺人鬼がティーンエイジャーたちを血祭りに上げる様子が描かれている。