自転車泥棒を疑われて職質されたことも

「子どもは肌の色で人を判断しない」という言葉と一緒に、黒人と白人の幼児が抱き合ってる動画がCNNで紹介されていました。。確かに、産まれてからすぐはピュアでまっさらな心を持つ子どもがいきなり差別的な行動をするはずはありません。しかし育つ環境などで子どもの考えもかなり左右されます。

特に日本で暮らしていると、他の国に比べると多様な人々は多くはなく、触れ合う機会が少ないのが現状です。実際、私が小学生の時に日本で暮らしていた時もハーフは私だけでした。学校では「外人、国へ帰れ!」と言われたり、カタカナの名前を馬鹿にされたり、「英語喋ってよ」と強要されたり……。「珍しいから興味があるだけだよ」と親や先生などの大人から言われましたが、興味があるからって相手が嫌と思うことはしてもいいのかなと疑問を持っていました。まぁ、外国人であることは変えられないからしょうがないと開き直るしかありませんでした。

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それから約20年が経ち、日本も海外からの観光客の増加で海外文化に興味がある方が増えたり、とてもフレンドリーな方は沢山増えてきました。それでもまだ差別とはよく直面しています。自転車を乗っていたら警察官に自転車窃盗を疑われ職務質問を受けたり、道を尋ねようと日本語で話しかけたのに「ノーイングリッシュ!」と避けられてしまったり……。少し寂しく感じてしまいます。でも私が経験してきたことは、他に比べると微々たるもので、黒人のコミュニティが日頃感じでいる差別や警察への恐怖心は計り知れないと思います。

多くの日本人とはルックスが違うだけでも、様々な対応に悲しくなることもあった。しかし黒人の方々が受けてきたことはレベルが違う…Photo by Getty Images

私の子どもも日本とアメリカのミックスです。いつかは直面するであろう差別問題に対して、今からでも世界の状況を教えないといけないと思いました。最初は理解できなくても常に会話をオープンにし、真剣に向き合う事によって、いつかピンと来る日が必ずくるはず……。そう思う一番大きな理由は、私の子ども達に、無知によって知らないうちに相手を傷つけてしまう言動をして欲しくないからです。