わからないだろう、とはぐらかしていた

最初はハードな話だし、暴力的なつらいことでもあるので「3歳児にはまだ早い」と思いで、うまくはぐらかすことを優先し、
「みんな歩いてるね〜」
「ピーポー(パトカー)大変だね〜」

と当たり障りないコメントで質問に返していました。
私がみても悲しく感じてしまうニュースのことをどうやって子どもに伝えたらいいのか、わからなかったのです。

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息子はパトカーや警察官に憧れを持っています。でも、抗議活動を説明すると、彼にとってヒーローに等しい存在の警察官が、無抵抗な黒人を殺害してしまった事件が立て続けに起きている事実を伝えなければなりません。「死」ということでさえまだよくわかっていない3歳児。ヒーロー像を壊してしまっていいのかとも思ってしまいました。

5月30日にフィラデルフィアで警察とデモ隊が衝突。火の手もあがった Photo by Getty Images

しかし、その直後に目にしたのがとある黒人女性のツイートです。彼女が5歳のときに、「世界にはあなたの肌の色だけで嫌う人は沢山いる」と父親から聞かされたそうです。辛い現実ですが、彼女はそう聞かされたことで自分の置かれている状況をきちんと知ることができたのです。子どもにはまだ理解できない。子どもが差別を学ぶにはまだ早い、ということは通用しないんだなと痛感しました。

Twitter @TrondyNewman 6月3日付け

私も、はぐらかすのではなく、どうやって伝えるかを考えなければならないと思ったのです。