6月18日 アメリカ人女性が初めて宇宙に飛び立つ(1983年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1983年の今日、NASAのスペースシャトル、チャレンジャー号(Space Shuttle Challenger、正式名称STS-7)が自身2度目のミッションのため打ち上げられました。このフライトで、宇宙飛行士のサリー・ライド(Sally Kristen Ride、1951-2012)がアメリカ人女性として初めて宇宙に飛び立ったのです。

サリー・ライド Photo by Getty Images

カリフォルニア州の大都市ロサンゼルスに生まれたライドは、幼い頃から運動能力に優れ、特にテニスでは大会で入賞するほどの実力者だったそうです。一方、地元の大学で教授を務めていた父親からの才覚を受け継ぎ、学問の面でも非常に優秀でした。

 

ライドはスタンフォード大学に進学し、物理学と英文学の学士号を取得します。そして、1978年には物理学の博士号をも取得しました。その年、彼女はNASAによる宇宙飛行士のトレーニング・プログラムに応募し、見事に候補生に選ばれたのです。そのとき選ばれた候補生は35人でしたが、応募者はなんと8000人を超える激戦でした。

1983年、ライドをはじめ5人の宇宙飛行士を乗せて飛び立つチャレンジャー号 Photo by Getty Images

トレーニングを経て宇宙に飛び立ったライドは、カナダの通信衛星アニク2号(Anik-2)を静止軌道に打ち出す作業や、その他の衛星の分離・回収に従事しました。特に後者はロボット・アームを用いた初の試みでしたが、見事に成功させています。

宇宙飛行士から引退したライドは、1995年に、スペースシャトルに設置されたカメラを地球の子供たちの学習に利用するプログラム「KidSat」を始めました。このプラグラムは、現在も「EarthKAM」という名前で発展・継続しています。