近年では、 奨学金という名前や、借りる際の情報が必要とする学生や対象となる学生に十分に行渡らずに、逆に偏ったイメージばかりが先行してしまっているのではないかと感じています。

メディアも「多くの学生が退学を検討!」であるとか、「奨学金は返せなくなると怖い!」といったマイナスのニュースは扇動的に大きく報道し不安を煽りますが、プラスとなるようないいニュースはなかなか伝えません。

私が5月から6月にインターネット上で行った奨学金に関するアンケートでは、以下のような率直なコメントがありました。

「自分はまだ少ないほうですが、周りを見るとみんな結構な額を借りているのを見かけます。少しでも負担が減る方法はないのかと思ったりもします。」

「娘が大学進学を希望していて、奨学金を借りるつもりですが心配。」

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「奨学金がなければ短大にも行けなかったが、奨学金のせいで将来のことを考える幅が狭まっていることは事実であり、返すために働かなければならないし、返しても返してもまだまだ返さなければならない、そして働いても貯金など一切ない。

そんな生活に何だか虚しくもなります。きちんと何年か働いて社会に貢献したら減額になるとか、私は保育士なので人材が足りていないのだから、良い待遇があってもいいものだと思います。」

「自分は家計は裕福ではありませんが、奨学金などを借りて頑張ろうと思います。このような考えなので、国に頼り過ぎていない現在の奨学金制度は評価します。」

「奨学金によって将来に対する不安感が募ることがよくあります。でも使わなければならない。このギャップに苦しむことも多々ありました。大学院に行って、専門性を磨きたいと思っても、諦めたくなる時がありました。今は、そこで諦めても一生後悔すると思い、大学院進学を考えています。」

「奨学金返済できました! ほんと奨学金のおかげで今の私がいます。もっと多くの人に希望を持ってもらいたいです。」