彼我の違いはこんなに広がっていたとは… photo/iStock
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中国と日本、いま実力を比べてみたら「日本の敗戦」が見えてきた…!

コロナ支援、なにもかもが桁違いだった

ニッポン、絶望の「コロナ支援」

新型コロナウイルス対策の第2次補正予算案が、閣議決定してから16日後の6月12日に成立した。

「真水」と呼ばれる実際の財政支出は約32兆円であり、第1次補正予算の「真水」との合計は約58兆円に達する。しかし、どれほど巨額でも自粛休業で収入を失った個々の企業や個人に届けられなければ、政権の自己満足に過ぎない。

実際、一人当たり10万円の一律給付金も雇用調整助成金も、持続化給付金も対応に手間取り、なかなか庶民や零細企業のもとには届かない。その対応のあまりの遅さに「とんかつ屋の悲劇」が起こったことは、記憶に新しい。

「ある程度の持久戦は、覚悟しなければならない」と述べ、緊急事態宣言の延長を安倍晋三総理が実質的に宣言してから約3時間後の4月30日午後10時頃、東京都練馬区の老舗とんかつ店で火災があり、店主の男性が全身火傷で死亡した。体に油をかぶったと報じたメディアもあった。

店主は、新型コロナウイルスの感染拡大で、店を4月13日から臨時休業していた。火災当日の夕方には、ひどく思い悩んだ様子で「もう店をたたみます」と漏らしていたという。だが、地方自治体や国に補助金を申請しようとも話していたという。

安倍首相は「必要としている方に支援が届いていない現状もある」と言うが… photo/gettyimages
 

とんかつ店主の悲劇は中国でも報じられ、中国共産主義青年団(共青団)の機関紙『中国青年報』も詳細な記事を掲載したことが示す通り、相当の関心を持たれた。

中国でも都市封鎖(ロックダウン)で中小・零細企業の存続が危機に瀕した記憶が、鮮明によみがえったからだろう。