〔PHOTO〕Gettyimages
# 韓国

文在寅「最悪の失業率」にも無策…若者の不満がいよいよ爆発寸前

米中対立もボディブローのように…

最悪の失業率

韓国の労働市場が急激に悪化している。

5月の失業率は4.5%に上昇した。その水準は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任して以降で最悪だ。

重要なポイントは、就業機会が限られてきた若年層を中心に、働く能力があるにもかかわらず、仕事探しをあきらめざるを得ない状況に追い込まれていることだ。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

失業率上昇の背景には、かなり根の深い問題がある。韓国の主要産業分野は、主に他国からの技術移転によって実力をつけてきたケースが多い。

それは経済発展にとっては、かなり効率的な手法といえるだろう。

しかし、世界経済の発展段階が進むと技術水準は上昇し、競争も激化することは避けられない。

今後、中国企業の台頭に伴い、これまで顧客だった中国企業はいずれライバルになることが予想される。

コロナショックによって世界全体で貿易取引は減少し、貿易依存度の高い韓国企業の業績懸念は高まっている。

韓国では労働組合の力が強く、経営者は収益を守るために新卒採用や若年層の雇用を制限せざるを得ないだろう。

米中の対立激化で、短期的には韓国企業が漁夫の利を得ることはあるだろうが、それは長期間続くとは考えにくい。

少し長い目で見ると、韓国経済の労働市場はさらなる悪化に向かうリスクは高まっている。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら