保護者の声で学校は動く!
(ただし「クレーム」ではなく「相談モード」で)

『デジタル手書きお手紙』にしたのは、実は意図があります。私はコーチング講師もしているので、いわば、コミュニケーションのプロ。相手を上手に巻き込んでいくためには、「こうしてください!!」「どうしてくれるんですか?!」のようなクレームモードではなく、「こんなことに困っています〜。助けてください〜(涙)」の相談モードで行った方が、絶対に効果的です。

また、学校内で校長先生など管理職へエスカレーションしてもらうためには、電話(=口頭で伝える)ではなく、ドキュメントがあった方が、正確に情報が伝わります。そのドキュメントは、活字のワープロ打ちよりは「手書き」が望ましいでしょう。

活字って、なんか脅迫状みたいな印象を与えてしまうリスクあります。明朝体の活字のお手紙が来たら、なんかちょっと怖くないですか(笑)? 手書きでちょっと字が汚いくらいの方が、人間味というか想いや温かさが出ますから、私はこういうコミュニケーションは手書き推し。相手を武装させず、むしろ相手の武装を解除させるような効果が期待できると思っています。

実際に、この『デジタル手書きお手紙』はすごく効果がありまして、すぐに校長先生にもエスカレーションされ、2日後には時間割が「ひらがな表記」に変わったのです。これはつまり、親に向けたものではなく、子ども自身に向けたものへと変更していただいたわけですから、『保護者へ丸投げ型』から『保護者がサポート型』へと少し進化したと感じました。

「保護者へ丸投げ型(写真左)」から「保護者がサポート型(同右)」へ変わった時間割 写真提供/森田亜矢子
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