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「新しい生活様式」が、日本経済をこれほど破壊してしまうとは

これから何が起きるのか…?

戦後最悪の不況へ。自動車・ビールなど売り上げが大きくダウンした基幹産業では、下請けや中小取引先が破綻に追い込まれる。 航空・鉄道会社は国が救うが、巨額赤字からの脱出は厳しい。百貨店は客が戻らず、 在宅勤務の影響でアパレルはほぼ全滅。中小はもちろんチェーンの飲食店が次々に潰れ、ライブビジネスがこれに続く。患者が減った病院も潰れ、ホテル・旅行代理店の苦境は言うまでもない。

深く暗いコロナの谷に落ちた

気が付くと、店や会社がなくなっていた――。そんな戦後最悪の不況はすでに始まっている。

「突然、全店舗を閉鎖する、会社も清算する、と通告されたのです。誇張でもなんでもなく、仰天しました。まったく予想もしていなかった」

そう話すのは、5月20日をもって関東に展開する6店舗を閉店すると発表した、うどんすき「東京美々卯」の社員だ。

「今年1月くらいまでは例年通りの利益を上げていたんです。それが新型コロナで一変してしまった。インバウンドの中国人客が激減し、影響は痛いほど感じていましたが、それでも廃業するなんて思いもしませんでした。

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会社からは『関係各社に迷惑をかける前に畳む決断をした』などと一方的な説明を受けただけ。補償は6月分の給料を出す、というのみです。私は10年、美々卯に勤めたんですよ。でもそれだけです。ただただ、悲しい」

日本、そして世界の経済が、新型コロナの影響により、破滅的な打撃を受けている実態が明らかになってきた。

 

5月18日に2020年3月期の決算説明会を行ったソフトバンクは、過去最大となる1兆3646億円もの赤字を発表。その直前の5月15日には、老舗の大手アパレル・レナウンが経営破綻した。新型コロナの影響で4月の売り上げが前年比17%にまで低下し、資金がショートしたとされている。