異常な日本株相場だが、じつは投資のチャンス…? photo/iStock

日本株のバブル相場、プロがひっそり儲けている「凄すぎる投資法」の正体

キーワードは「半端者銘柄を狙え」…!

「異常」な日本株相場

急騰相場もやや強めの調整で一服したように感じられるが、業績予想との比較では現在の株価は明らかにバブルを内包しており、異常なまでの高値圏で上下する不安定な相場が継続している。

このような環境下では、銘柄は一貫した投資効果を持ちにくいが、筆者の経験上、特に景気サイクルの転換点となりうる場面でよく機能する手法が思い当たる。今回の戦略のキーワードは、「コンセンサス・レーティング」「アナリスト・リビジョン」という、アナリストの分析行動にかかわる2つのファクターだ。

まずは、一つ目のコンセンサス・レーティングについてである。

これは、「ある銘柄に張り付いている複数名の証券各社のアナリストの銘柄格付けの集計値」だ。ここで、この買いレーティングや売りレーティングをどう定量化するかという点だが、基本は便宜的に1~5までなどの数字を尺度として用い、その尺度を各証券会社のレーティングの種類の数で等分(買い・中立・売りの3種類なら三等分)して集計、再定義することが多いようだ。

「なぜわざわざこんな面倒なことをやるのか」と思うかもしれないが、実はこれが投資指標としての有用性とメリットをもたらす。各証券会社のレーティングを定量化して平均することで、「数字ひとつで市場が見ているレーティングを代弁可能になる」からだ。

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加えて、これを定量的に投資に利用するには、分析者側でもうひと手間が必要になる。

単純にコンセンサス・レーティングを数値化しただけでは、数字に偏りが大きく使い物にならない。実際に、証券会社のアナリストのレーティングは、顧客に株を買ってもらう目的から「買い」に強いバイアスがかかっており、好況時には「売り」がほとんど存在せず、ほとんどのコンセンサスが「買い」になるという事態もしばしばだ。