# 野球

名将・野村克也氏が断言「大きな夢を叶えるには、目標を3つに分けよ」

ノムさん最後のメッセージ(4)
野村 克也 プロフィール

私が新人時代に立てた目標とは

このように、目標は細分化すればするほど達成しやすくなる。なぜ目標を細分化したほうがいいのか。その理由をもう少し詳しくご説明したい。

Photo by iStock

京都の片田舎の高校に通っていた頃の私の夢は、「プロ野球選手になる」ことだった。

プロ野球選手になって母に楽をさせてあげたい、その思いで南海ホークスのプロテストを受けた。人が生きていく上で夢や目標といったものは、ないよりはあったほうがいい。夢や目標は人生の励みになるし、何より自分を向上させる大切な道標となる。

私は運よくプロテストに合格し、夢だったプロ野球選手になることができた。だが、一軍に上がりレギュラーとして活躍するようにならなければ、「母に楽をさせてあげたい」という思いを実現できないことを思い知った。そこで、私は新たに「一軍入り」という目標を立てた。

 

キャッチャーの2番手、3番手でもいいから、とにかく一軍入りを目指す。これがプロ入り1、2年目の私の目標だった。私は全体練習以外の時間も、それこそ寝る間も惜しんで自主トレに励み、他の選手の2倍、いや3倍は努力していたと思う。