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やはり独り勝ち、世界の自動車メーカーはトヨタにひれ伏すのか?

いよいよ自動車業界大淘汰

厳しい環境に直面しているのは同じだが……

トヨタ自動車は5月12日、2020年3月期の決算発表を行った。

2020年3月期の売上高は29兆9299億円(前年同期比2956億円減)、営業利益は2兆4428億円(同246億円減)、当期純利益は2兆761億円(同1933億円増)である。

今回の中共(武漢)肺炎ショックが、ドル箱の米国を含めた世界的な営業活動にまだ大きな影響を与えていない時期の決算だから、日本企業のトップクラスの決算として堂々としたものだ。

しかし、今期(2021年3月期)の見通しは厳しいものである。もちろん、今後の感染拡大や、為替レートなど大きな不確定要因はあるが、売上高24兆円(前期比19.2%減)、営業利益5000億円(前期比79.5%減)を見込む。

状況が不透明であるとして決算予想を発表しない企業が多い中で、あえて厳しい予想を発表したのは、役職員や関係者に危機感を伝えるためであったと思うし、それが「トヨタらしさ」だ。6月15日公開の「いよいよソフトバンク・ショックがやってきて、最後にババを引くのは…?」で触れた「決算書作成のテクニックを駆使する企業」とは真逆の誠実な企業だと感じる。

2018年当時時価総額の1位と2位であったトヨタ自動車とソフトバンクが提携(両社で新会社「モネ テクノロジーズ」を設立)すると発表した事には大変驚いたとともに、大いに落胆した。「悪貨が良貨を駆逐する」ことを恐れたのだ。素晴らしいトヨタ自動車の歴史的汚点にならないように願いたいものだ……

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ソフトバンクのこれからについては既に前述の記事で述べたが、トヨタ自動車の将来はどうであろうか?