いよいよソフトバンク・ショックがやってきて、最後にババを引くのは…?

最後の「ババ抜き」が始まった!
大原 浩 プロフィール

ジワジワと壊れていく

ソフトバンクに関する構造的問題は、11月15日の記事「ソフトバンク・ショックがいよいよやってくる、のか?」、10月6日の記事「やはり『ソフトバンク・ショック』がやってこようとしている…のか?」、2019年6月14日の記事「まさかとは思うが『ソフトバンク・ショック』はありえるのか?」で繰り返し述べたからここでは特に触れない。

5月18日、2020年3月期のソフトバンクグループの決算が発表された。

営業利益は、1兆3646億円の赤字(前年は2兆736億円の黒字)。また、純利益も1兆4112億円の黒字から、一転して9616億円の赤字になった。

残念ながら予想が的中し「ソフトバンク・ショック」がやってきてしまったといえるであろう……ただ、幸か不幸か世界的なパンデミック騒ぎとぶつかったせいか、市場に対する影響は思ったほどなかった。また、前述のようなパンデミック対策のための潤沢な資金供給のおかげだと思うが、株価も早期に回復している。

大赤字に転落したソフトバンクグループ photo by Gettyimages
 

このような状況を見ると、「ソフトバンク・ショック」を乗り越えたと感じる読者がいるのも無理はない。

しかし私は、これからが「ソフトバンク・ショック」の本番であるし、もしかしたら「ショック」ではなく「カエルの生殺し」のような「フェイドアウト」になるかもしれないと考えている。