また感染隠し? 中国東北部の被害が公表より大規模で地方幹部更迭

ここでも武漢肺炎ガバナンスの問題露呈
北村 豊 プロフィール

信用できるのか、当局の発表

さて、黒龍江省衛生健康委員会によれば、綏芬河市内の「小区」で封鎖が解除された5月6日に黒龍江省内で新たに確認された武漢肺炎の国内感染患者はゼロであり、武漢肺炎を国外から持ち込んだ患者の発生もゼロであった。

黒龍江省で5月6日24時までに確認された武漢肺炎患者の累計数は、(A)国内感染患者:558人、(B)国外感染患者:386人であり、治癒して退院した患者の累計数は、(C)国内感染患者:509人、(D)国外感染患者:284人であった。

隣接する吉林省の衛生健康委員会の発表によれば、5月8日までの武漢肺炎患者の累計数は、(A)国内感染患者:94人、(B)国外感染患者:19人であり、治癒して退院した患者の累計数は、(C)国内感染患者:92人、(D)国外感染患者:13人であった。

吉林省に隣接する遼寧省の衛生健康委員会が5月10日15時に発表したデータによれば、遼寧省における武漢肺炎感染患者の累計は147人、治癒して退院した患者の累計は144人であり、死亡が2人、治療中が1人であった。

上述した数字は全て東北三省の衛生健康委員会が発表した公式数字だが、果たしてこれらを正しい数字と鵜呑みにしても良いのだろうか。

 

4月18日に中国メディアが報じたところでは、黒龍江省の省都であるハルビン市では武漢肺炎に感染した1人がスーパー・スプレッダーとなって43人を武漢肺炎に感染させたというクラスター(集団感染)が発生したという。