また感染隠し? 中国東北部の被害が公表より大規模で地方幹部更迭

ここでも武漢肺炎ガバナンスの問題露呈
北村 豊 プロフィール

国境地帯、黒竜江省の被害

なお、黒龍江省衛生健康委員会が発表したところによれば、4月8日に黒龍江省で新たに増加した「武漢肺炎を国外から持ち込んだ患者」(以下「国外感染患者」)は40人(無症状から感染に転化の9人を含む)で、彼らは綏芬河検査場から入国したロシアからの帰国者で、全員が中国国籍であった。

その居住地別の内訳は、黒龍江省:14人、吉林省:13人、福建省:5人、天津市:2人、浙江省:2人、遼寧省:1人、河南省:1人、河北省:1人、北京市:1人であった。

また、4月8日24時時点における累計の国外感染患者は127人で、その出身地別の内訳は黒龍江省が44人であるのに対してそれ以外の一級行政区は83人であった。

このうち重症患者は6人、追跡可能な濃厚接触者は1395人であり、その内訳は医学的観察を解除された者が346人、医学的観察下にある者が1049人であった。

 

なお、4月29日24時までの綏芬河検査場における国外感染患者の累計は380人に達していたが、5月6日0時には武漢肺炎の感染リスクは極小レベルに達し、同日午前中には隔離されて医学的観察下にある人の数はゼロとなった。この報告を受けた綏芬河市政府は4月8日から始まった市内「小区」の封鎖を28日振りに解除したのだった。