photo by Gettyimages

また感染隠し? 中国東北部の被害が公表より大規模で地方幹部更迭

ここでも武漢肺炎ガバナンスの問題露呈

1976年以来の異常気候の年に

中国の最北端に位置する黒竜江省では異常気象が続いている。

5月2日までは連日のように気温が30度を超す真夏日が続いていたが、一夜明けた5月3日には気温が0度近くまで急降下し、省都のハルビン市やロシアと国境を接する双鴨山市などでも大雪が降った。

それから2日後の5月5日に湖北省では12時間に14万回もの雷鳴を伴う稲妻が走り、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」(俗称:武漢肺炎)で疲弊した人々にこの世の終わりが来たかのような恐怖を覚えさせた。

特に5月に大雪が降った黒龍江省では、有名な元代の戯曲『竇娥冤(竇娥の恨み)』の主人公である寡婦の竇娥(とうが)が冤罪で殺人犯として処刑される際に、将来冤罪が晴れることを信じて予言したという「6月飛霜(6月に雪が降る)」という辞世の言葉になぞらえて、5月の大雪は武漢肺炎で死亡した数十万人の亡霊が雪に姿を変えてこの世に残した未練を表しているのだと人々は囁き合ったのだった。

資料によれば、中国では1976年の4月に長江以南の南部地方で大雪が降り、浙江省杭州市では今までに経験したことのない寒気に襲われ、零下7度の気温が1週間も続いたという。

この1976年には国家的な大事件が立て続けに発生した。中国革命を担った三傑が立て続けに逝去した。すなわち、1月8日に周恩来(国務院総理、享年77歳)、7月6日に朱徳(元帥、享年89歳)、9月9日に毛沢東(中国共産党中央委員会主席、享年82歳)がこの世を去った。

また、7月28日には60万~80万人が死亡したと言われる唐山地震(河北省唐山市)が発生したし、10月には江青(毛沢東夫人)・王洪文・ 張春橋・姚文元から成る「四人組」が逮捕されたことにより文化大革命(1965~76年)が終結した。

それから45年後の2020年に中国では武漢市で発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染して発症する武漢肺炎が武漢市で蔓延しただけでなく、中国の国内外に感染を拡大し、武漢肺炎の蔓延は世界各国で大きな被害をもたらしている。

 

上述のように5月に黒龍江省では大雪が降り、湖北省では12時間に14万回もの雷鳴を伴う稲光が走ったのだが、1976年の例を考えると今年一杯はさらなる大事件が発生する可能性を否定できない。

編集部からのお知らせ!

関連記事