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北欧の楽園・スウェーデンの人々は「日本」をどう見ているのか

日本人は知らない…浸透する日本の文化

日本語、うらやましい!

小学校低学年だった次女が、「学校中で日本語がしゃべれるのは、ボクとナナちゃん(長女)だけなんだよ! すごいよね!」と言う。

はじめは何がすごいのかよくわからなかった。

「おうちで別の言葉をしゃべってるお友だちはたくさんいるでしょ? キランやアレンはスペイン語、エステルはポルトガル語、シャディオはソマリア語とか。でも日本語をしゃべる友だちはほとんどいないから」

どうやら、日本語をしゃべる娘たちはちょっとした尊敬を集めているようなのだ。

ストックホルムで散歩する人々〔PHOTO〕Gettyimages
 

たしかに長女の友だちのシバがうちに遊びにきたとき、私が日本語で何か言うと聞こえた通りにすかさずリピートし、「あんたのママ今なんて言ったの?」「今のどういう意味?」と聞いていたし、長男の友人らも、長男に「何か日本語教えて」と何度か言っていたのを覚えている。

「多言語が話せる」ことではなく「日本語が話せる」ことが、羨望の眼差しで見られているのだ。

背景には、日本のカルチャーがスウェーデンで愛されているという事情がある。

たとえば、私たち家族が日本に行くと、東京ディズニーランドやら横浜コスモワールドやら原宿キディランドやらに行く。そのことを娘たちが学校で話すと、周囲からはかなり羨ましがられるらしい。